MUKU-DATA  笠木 板金下地用 4.2m 450 △35/45mm

先日、改修工事の現場監督から笠木を作るのに
板金下地の斜めの材料が直ぐに欲しいと電話があった。
サイズを聞くと 450mm巾で 35mm前後から45mm前後の勾配の付いた木材、
あぁ・・瓦屋根に使う三角水切りの大きなものかぁ・・と。

しかし、450mm巾以上のある程度乾いた材で、
しかも斜めに製材する。 そして直ぐ欲しい!って・・・
んな無茶な💦💦

板金下地なんで無節のカウンター材等だとコスト的に高くつく。
できれば下地とはいえ屋外で使用するのでなるべく赤身がいいだろう。。
んで斜め挽きでしょ・・

これがたまたまあったんだなぁ・・適材が。

で製材も水切りと違い大きいからこれまた挽くのに工夫が必要で・・
製材所だから何でも挽けるだろ?と思っているかもしれないけど
結構無茶を言ってくる。
大変なんだよぉ~ こういうの。。

先日挽いた5.8mの根曲がり杉も根っ子の方が曲がっているので
そのままその場でひっくり返して反対面を挽くことができず
(曲り部分が搬送台に当たって挽けない)
一旦、製材機から外へ出して、元と末を逆にして再度製材機にセットし直す。

最近は無くなったが過去には
セイガイ(和船の両舷にある舟棚(船枻せがい)に似ているので)作りの
長尺の梁の出の部分をタイコで末から必要部分まで挽いて、
一旦丸太を出して、今度は元部分を同じように挽くなんて事もやった。
(やったというか大工さんにお願いされてやらされたみたいな・・)

全ては大工さんが次工程で無駄な手間がかからないように
そこまでは製材でできるだろ?からなんだけど、、

まぁ・・そういった事を経験しながら製材技術が少しづつ蓄積されてきた訳ですが
小さな製材所だから、できること とも言えるか・・